🔳はじめに
このブログを書いている子育て奮闘ママです。
前回の記事では、体外受精の採卵から移植までの流れをお伝えしました。
今回は、ふりかけ法の結果と、そこから顕微授精・先進医療へステップアップした記録をお伝えします。
まだ読んでいない方はぜひこちらもどうぞ。→【体外受精の流れをわかりやすく解説|採卵4個・ふりかけ法で挑んだ私の体験談】
🔳ふりかけ法の結果
採卵の翌日、クリニックから電話がありました。
受精できたかどうかは、この電話で初めてわかります。
先生からは「採卵した卵子が全て受精しない確率は約4%」と聞いていました。
確率的にはほぼ大丈夫なはず——そう自分に言い聞かせながら電話を待っていました。
しかし、結果は4つとも受精せず全滅でした。
・1つは3細胞以上に分裂してしまった異常胚
・1つは前核が3個以上ある異常受精
・2つは原因不明の生存していない変性卵
もう言葉が出ませんでした。4%の確率が、よりによって自分に当てはまってしまった。
「また採卵からやり直しなのか」と思うと、体への負担も、精神的な辛さも、費用のことも、全部が一気に頭をよぎって、しばらく立ち直れませんでした。
不妊治療は、結果が出るたびに一喜一憂の繰り返しです。
でも「全滅」という結果は、これまでで一番精神的にきつかった。
電話を受けた日は、何も考えられず、ただ泣いて、ぼーっとして、時間だけが過ぎていきました。
そんな私に夫は「まだやれることはある。一歩ずつ進めていこう」と言ってくれました。
また、娘の顔を見ていると、「この子のためにも諦めたくない」という気持ちが戻り、少しずつですが気持ちを切り替えることができました。
🔳顕微授精・先進医療へのステップアップ
次こそは少しでも前に前進したい。
少しでも確率を上げたい。
そんな相談を先生にしたところ、次のステップとして顕微授精を勧められました。
◎顕微授精とは
細い針を使って、精子を卵子に直接注入する方法です。
精子の数が少ない・動きが弱い場合などに適しています。
◎顕微授精に進む主な条件
一般的に、以下のような場合に顕微授精が検討されます。
・ふりかけ法(通常の体外受精)で受精しなかった場合
・精子の数が極端に少ない・運動率が低い場合
・過去に受精障害があった場合
・採卵できた卵子の数が少なく、確実に受精させたい場合
◎顕微授精の流れ
顕微授精の流れはふりかけ法とほぼ同じです。
採卵までの準備(排卵誘発・通院)は変わらず、受精させる方法だけが異なります。
①排卵誘発(注射・クロミッド服用)
②採卵
③顕微授精(精子を卵子に直接注入)
④受精卵の培養(5〜6日間)
⑤胚盤胞の確認
⑥移植または凍結保存
ふりかけ法から顕微授精への切り替えは、医師と相談のうえ次の採卵周期から変更することが多いです。
私の場合は、ふりかけ法で4つとも受精しなかったことが理由でした。
さらに、先進医療についても説明を受けました。
1%でも可能性が上がるならと思い、迷わず受けることを決めました。
怖いとか不安という感情はなく、ただ「できることは全部やろう」という気持ちだけでした。
🔳先進医療とは
「先進医療」とは、妊娠率の向上や流産率の低下などの効果が期待できる高度な医療技術のうち、現時点では公的医療保険の対象になっていないものの、厚生労働大臣によって保険診療との併用が認められた治療法や技術のことです。つまり、自費診療扱いになります。
🔳私が取り入れた先進医療4つ
① ヒアルロン酸を用いた生理学的精子選択術(P-ICSI)
ヒアルロン酸は、卵子の周囲を覆っている主成分であり、成熟した精子はヒアルロン酸への結合能力が高く、DNA損傷率が低いと言われており、ヒアルロン酸液に接着した精子を卵子に注入する方法。
② 膜構造を用いた生理学的精子選択術(マイクロ流体技術を用いた精子選択)
通常、遠心分離機を用いて良質な精子を回収していますが、遠心分離機によって精子のDNAにダメージを与えてしまう可能性を防ぐため、ザイモートという専用容器で精子を処理し、運動性の高い精子のみを回収する方法。培養の成績と妊娠成績の向上に期待できる。
③ タイムラプス撮像法による受精卵・胚培養
受精卵を培養しながら、連続的に撮影・観察できる特殊なインキュベーターを使う方法です。
通常は確認のたびに培養器から取り出す必要がありますが、タイムラプスでは外に出さずに胚の発育を観察できます。
胚へのストレスを最小限に抑えながら、より精度の高い胚の選別が可能です。
これにより、妊娠しやすい胚を選択して移植することが可能。
④ 子宮内膜刺激術(シート法)
胚盤胞を移植前に培養液(子宮内膜刺激物質)を子宮内に注入する方法です。
子宮内膜の着床環境を整えることで、胚盤胞の着床率の向上が期待できます。
処置自体は短時間で終わり、体への負担も少ないのが特徴です。
🔳おわりに
ふりかけ法が全滅という結果に終わり、精神的に一番きつい時期でした。
でも諦めずに顕微授精・先進医療へとステップアップしたことで、前に進むことができました。
2回目の採卵記録については、次の記事でお伝えします。
最後まで読んでくださりありがとうございました。

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